寺内樺風「今ならからあげクン1個増量中」

2014年3月10日、朝霞市立朝霞第三中学校1年生の少女Aさんが、下校後に行方不明になった事件「埼玉少女誘拐事件」の容疑者「寺内樺風 / てらうち かぶ」です。

弁護側は責任能力はないとの主張で、精神鑑定の結果「自閉スペクトラム症」の傾向があったと鑑定結果が出ました（対人関係が苦手・強いこだわりといった特徴をもつ発達障害の一つ）

しかし2018年3月12日、さいたま地裁（松原里美裁判長）は「犯行態様は卑劣で悪質」などとして完全責任能力を認め、懲役9年を言い渡しました。

埼玉少女誘拐事件の概要

2014年3月10日、少女に声をかけて車に乗せた容疑者は、千葉市稲毛区の当時の自宅に誘拐し監禁を始めます。

その後に東京の中野に引っ越しをして約2年間に渡り少女を監禁しました（千葉大学工学部情報画像学科 ⇒ 4月から内定の会社に就職するため）

• 下校時に「両親が離婚することになった」と無理やり車に乗せ犯行を行う
• あなたの家庭に借金があり、あなたの臓器を売ってお金を作ろうと両親は考えていると、音声合成ソフトで作った臓器売買の音声を聞かせる
• 私は捨てられた帰る場所はない。と繰り返し書かせ復唱させる
• 少女を洗脳するためアサガオの種から抽出した麻薬成分を食事に混ぜる
• テレビやインターネットの使用は禁止

など、少女は帰る場所がない。ここにいるしかないと諦める様に洗脳していきました。

少女は2回脱走していた！

監禁から約1ヶ月後、容疑者が外出した際に玄関に鍵がかかっていなかったため、少女は近くの公園まで脱走して助けを求めます。

声をかけても「忙しい・無理」と言って話を聞いてもらえずに再び寺内被告の部屋に戻ったと言います。

少女が本気で脱走を考えたのは、禁止されていたインターネットで、両親が「味方だよ、ずっと待っているよ」と自分に向けたメッセージを送っていることを知った事でした。

洗脳が出来ていると油断した容疑者は、鍵をしないで外出した際に2度目の脱走を許します。そして、JR東中野駅の公衆電話から自宅に電話をかけて事件が発覚しました。

寺内樺風は「女子中学生か女子高校生を誘拐、監禁して社会から隔離し、その変化を観察したい」と供述しました。

キチガイを演じる寺内樺風

法廷でキチガイを演じて刑を逃れようとした「寺内樺風」です…

裁判長「名前は？」
寺内樺風「オオタニケンジでございます」

裁判長「寺内さんじゃないですか？」
寺内樺風「私はオオタニケンジでございます」

裁判長「今いくつですか？」
寺内樺風「16歳です」

裁判長「本籍はどちらですか？」
寺内樺風「和歌山県那智の滝です」

裁判長「それ以下の番地などは分かりますか？」
寺内樺風「私は日本語が分かりません」

裁判長「住所はどこですか？」
寺内樺風「群馬県高崎オートレース場です」

裁判長「それ以上の詳しいものは分かりますか？」
寺内樺風「私は日本語が分かりません」

裁判長「職業は？」
寺内樺風「森の妖精です」

裁判長「ここはどこだか分かりますか？」
寺内樺風「トイレです」

裁判長「あなたは今なぜここにいるか分かりますか？」
寺内樺風「私はおなかがすいています」
寺内樺風「今ならからあげクン1個増量中」

裁判長「ずっとこの調子なんですか？」

弁護人「今朝からこの調子です」

寺内樺風は何が目的だったのか…！？

弁護人の華麗な裏切りで嘘が120%バレた劇団寺内でしたが、この事件で「寺内樺風」は一体何が目的だったのでしょうか？

わいせつ目的でなく、本当に供述通りに「女学生を誘拐監禁して、社会から隔離しその変化を観察したい」というのが理由だったのでしょうか？

いえ、私の見解は違います…

寺内樺風は、己の人生をかけて日本中から注目される形で「からあげクンのPR」がしたかったんです🐓